シェイプ･オブ･ウォーター ○

3月3日　TOHOにてレイトショー鑑賞　1300円

この監督とは相性が悪いんだけどなー。と思いつつ鑑賞。
結果としては、今回はオッケーでした！
監督、やっと分かってくれたんですね！という感じです。
ストーリー自体は、喋れない女性と半魚人の恋という異種間恋愛の王道で、分かりやすく作られてました。

TOHOは辺鄙な所にあるので、いつも空いてるんだけど、ドラえもんのせいで混んでいた…レイトショーでドラ観る子供いるんですね。小学生でレイトショー観せてもらえるとか、超楽しそう！

以外ネタバレありの感想

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あるよ！ネタバレあるよー！

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大丈夫？

悪趣味な監督だけに、ラストはやっちまうんじゃないかとハラハラしましたけど、王道を外れませんでした。
しかし、変な映画です。
これがアカデミー賞を取ったって、マジか？という感じ。
大筋は王道なんですが、は？ってことが次々起こります。
王道ラブストーリーとしては、色々問題点がある気がする…

まず、主人公と半魚人の間に恋愛感情が芽生える過程が描かれてない。
何で好きになったん？というのが全く不明。
恋に落ちた理由は以下の可能性が考えられる。

･半魚人萌。もともと異形好きだった。
･欲求不満のため。冒頭の風呂でのシーンのせいで、凄くそういう感じに見える。
･幼児性愛。半魚人は幼児的な自意識しか感じられないので、弄んでる感ある。

ロマンチックではないし、ラブストーリーでもないような…。

なんかね…ジジイが半魚人と恋に落ちたんなら分かるんですよね。
猫のシーンがあって、傷つけられたのを治してもらって、頭ぽんぽんで髪を生やしてもらって、そういう所から相手の優しさを感じたとか、そういうのなら文脈が分かるんですよ。
後、ジジイはハンサムな男の子を好きなルッキズムがあったけど、半魚人を好きになったんなら、見た目より中身を見るようになったんだなーとか。
いや、別にジジイとくっつけ！と言ってる訳じゃなくて(それでも良いけど)、こういうエピソードを主人公と半魚人との間に入れて欲しいと！
文脈が欲しいと思ったわけですよ！

映画の中で、いい人だなーと唯一思ったのは黒人のオバサンだけでした。
コミュ強で凄い。
喋れない人相手に楽しくお喋りし続けられるの、ホント凄い！
見習いたい。
こういう人になりたい。

ただ、この監督はこういう監督なんですよね。
だから、主人公が変な趣味の女で、欲求不満な所に不気味可愛いペットが現れたから、玩具にしちゃった♥ってことなんだと思う。
そんで、メンヘラ気味なんで、私の愛が分からないのねーとか言い出すんですよね。
そういう風に、うっかり見えちゃってるってんじゃなくて、そういう映画を、ちょっと普通っぽく見えるように作ってるってのが実際のとこだと思う。
あるいは、監督自身が物凄い変人なんで、監督にとっては普通なこととして作ったのか…。
私はメジャーかと言うと、どっちかって言うとマイナー寄りの人間だと自認してるんだけど、この監督の映画を観ると、あれ？私、自分で思ってるより、普通の感性だな。ここまでアングラじゃないな…と思います。
もうちょっとメジャー寄りに作ってくれると助かるんだが…と思ってましたが、今回、それが叶いました。
ようやく分かってくれたかー！と思いましたが、やっぱり変な映画だなーと思いました。

アップルパイとポップコーン食べました。
ポップコーンはしょっぱ過ぎて全部食べれなかったー。
アップルパイは生地がもちっとして美味しかったです。
不思議な食感〜。
また、食べます。