だるだるなまず日記

バツイチ独身女の日常覚書、映画ドラマ雑感(凄く良い◎良い○微妙△金返せ×)割とネタバレしてますが、あらすじ説明はしてません。観た人向け。

お化け屋敷の話

うっかり一人で、お化け屋敷に入っちゃって、怖くて足が竦んで一歩も動けなくなったから、お化けに出口まで連れて行ってもらうことになった話。
お化け屋敷の何が怖いかわからないって人に読んでもらいたい。

 

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本を読んで、個人的に衝撃的なことに気付いた

無花果とムーン

 

 

主人公の月夜はもらわれっ子で紫色の瞳の持ち主。義理の兄が死んでしまうというところから始まり、町祭りに訪れた旅人労働者の二人組の少年の片方が、死んだ義兄とそっくりだったので兄が帰って来たと月夜は思う…という粗筋を読んで購入。

長野まゆみの初期のSFファンタジーっぽい雰囲気を期待していたけど、そうと言えばそうで全く違った。

読み始めた最初は、月夜はもしかして猫かなと思ったけど、すぐに高校の同級生達が現れて普通に女子高生だということが判明する。

なんとなく現実みがなくふわふわとしているけど、特に不思議なことはない話とも言える。

面白かったかどうかというと、まあ普通…読んで損した!とも思わないけど、面白かったのかなあ?というような…読書体験としては、そこそこどうでも良い話ではあった。

普通なら捨てていると思うけど、表紙が酒井駒子さんなので残して置こうかな…というくらいの本です。

(最近は、もう二度と読み返す価値がないと思う本は捨てることにしています。売って再度流通させることが正義ではない気がするし、作者も別にうれしくないでしょう)

 

しかし、読み終わって数時間して、鳥肌が立つような衝撃的なことに個人的に気が付きました。

 

つづきは小説のネタバレにも触れているので、大丈夫な人だけ読んでください。

また、「友人の自死」について触れています。

トラウマなどがある方は読まないように、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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きめつのやいばの線路のやつ

あるのよー!!

そういう意味がわからんみたいなこと、全然あるのよーーー!!

公共事業の設計している身からすると、「なんでそうなったん?」って思うことなんて、しょっちゅうですわー!!

むしろ、これこれこうだからこうなった!なるほど!!って全てに納得できる理由があることの方が珍しいのよー!!

普通に設計者が間違ってることもあるし、時の権力者がむちゃなこと言った場合もあるし、そうなるとは思ってなかったー!ってことをされちゃう場合もあるし…だから、別に全く、理屈に合わない町の形状とか、あるよ!!!

 

今まさに、絶対渋滞になるのがわかってる道路を、「担当者の主義」だけで作らされそうになってるからな!!!
誰が見ても、「どうしてそうなった?」みたいなことになる道路ですよーーー!!!
管理者だけが、これはこういうルールだから!!って言ってて、世にも奇妙で住民に迷惑な道路が出来上がろうとしてますよーーー!!
仕方なくじゃないのよ?もっと良い方法があるのにだよ???

 

街中を線路がまっすぐ貫いてるって珍しくはあるけど、別にあってもおかしくないよ!!!(言うほど珍しいか?)
全ての公共事業が合理的な計画通りに、自然な形で成り立ってるわけじゃないっていうか、そうなら苦労しねーーーー!!!

 

そうなってるのが自然だろうとも、そうならん時もあるんですよ…しかも、単純に、ミスで…とかいうことすらあるから…すべてのことに理由がある!!とか、あんまり信じない方が良いですよ?

 

日本はそういう国なんですよ。

子宮全摘出の話

子宮筋腫が大きくなっちゃって、子宮を全摘出する手術をしたんですよー。
続きは、女性特有の話題になりますので、注意!

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読書備忘録

柴田よしき

「風のベーコンサンド」◎

思ってたより、すげースリリングな話でドキドキしながら一気に読んでしまった。

バツイチになったアラサー女性が脱サラして高原にカフェを開くという、この世で最も興味ないタイプの話だったのに、めちゃ面白かった。さすが!!

素人が脱サラして田舎でカフェ経営とか怖い話やでーと思ってたら、本当にそこそこスリリングだった。

私もバツイチだから、その辺の心理描写には甘くないんやで!と思ってたんだけど、割と身につまされる話だった…思ってたより内面の深いところに踏み込んで来られてしまった…結構、自分の離婚と近い感じの話だった…。

田舎のカフェ経営とか寂れた観光地を盛り返す方法とか普通にハラハラドキドキだし、食べ物の描写も美味しそうで、上と極上の味の違いの表現も凄い。

しかも、普通に軽く読める小説に仕上げてて、高原のカフェを経営する女子みたいな小説が好きな層にもウケそう!

 

篠田節子

「ホーラ」〇

アラフォーの不倫海外旅行の話とか最高に興味が持てないアラスジで長いこと積ん読してたけど、読んだらやっぱり凄い!

特にバイオリニストの表現。芸術家を表現するのめちゃ上手い。才能についての心情がいつも真に迫ってる!

不倫の恋愛とかホラーとかより、主人公のバイオリニストとしての生き方が一番興味深かったし、面白かった。いや、ホラーもぬるっとした感じが伝わる文章力凄いなーって思うけど!

 

「静かな黄昏の国」〇

不気味に怖いホラーの短編集。

描写力がすごくて気持ち悪いものがリアルに気持ち悪い。

全体的に物悲しく辛いホラーであった。

表題作は今の日本にとってリアルすぎる。でも、いつもながら、この手のデストピアは別に嫌じゃないと思ってしまうインドアオタクです。

 

「蒼猫のいる家」〇

ぬるっとしたわけがわからない不気味さがわかるのが怖い。

気持ち悪いホラーを読みたい人におすすめできるホラー短編集。

 

小川一水

「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」◎

良き百合だよってすすめられたけど、めちゃくちゃ面白かったー!これが小川一水かー!すげー良いSF小説だったよー!

百合の皮を被った本格ジェンダーSF!本格なのに読みやすくて凄い!

百合というより、むしろちゃんとビアンなんだけど、百合としても成立してる!萌きゅん!ラノベっぽい表紙も良いなー!

巨女萌があるので、たまりませんでした。

杏きら好きにオススメしたい。